* 端午節 * (日本画) 節は五月にしく月はなし。 菖蒲・蓬などのかをりあひたる、いみじうをかし。 九重の御殿の上をはじめて、いひしらぬ民のすみかまで、 いかでわがもとにしげく葺かんと葺きわたしたる、なほいとめづらし。 いつかは、ことをりにさはしたりし。 清少納言『枕草子』 *-----------------------* 季節は五月に敵う月はない。 菖蒲・蓬などの香りが漂い、とても趣深い。 帝の御殿といった上から、名も知らない民の住まいまで、 どうやって自分たちの軒に多く菖蒲や蓬を挿し連ねようかとしている、殊更に素晴らしい。 いつ、他の月においてそのようにしただろうか。 (意訳) *-----------------------* |
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この時代は男の日ではなく、女の子も祝っており、それが上から下までというと、本当に国民全体の祝い(ハレ)の日だったんだと思います。 おめかししている男の子や女の子の描写が可愛すぎてたまりません。 |